読書メモ①

仕事に悩むしがないOLの読書備忘録

本日は、「思考の整理学(著:外山滋比古)」を読んでみました。

なぜこの本を読んでみようかと思ったのか

それは、普段仕事をしていて、自分の考えがまとまっていないなあと不甲斐なさを感じることが多いからです。なんかわからないけど、思いつく考えがどうも整理されていないんです。1つ1つの私の思考はそこまで突飛なものではないはずなのに、うまいことスッと伝わらない。そんなことが多くて、解決したいな~と日々思っているためこの本を手に取ってみました。大学生向けの本でしたがwしかも社会に出て輝く希望に満ちた東大生京大生が数多く読んでいる本、とのことでした。ちょっと手遅れ感は否めないですが。

思考の整理=低次の思考を、抽象のハシゴを登ってメタ化していくこと

整理はまず分類することから始まる⇒それから検討に入る

と書いてありました。なるほど、私の思考の1つ1つは低次なものであり、抽象化されていないから人に伝わりにくいのだと。つまりまあ報告とかをするときには簡潔さが求められるから、きちんと思考を抽象化(上司と話が噛み合うところまで)してから話しましょうね、ということかな?と思いました。では思考はどうやって抽象化するのか。それは思考はこまめに書きだしましょうということでした。書いてみる⇒しばらく寝かせて整理する(=次の段階に進めるものと進めないとを分ける)⇒次の段階に進めるものでまたさらに分類して検討を進める、ことで考えはどんどん抽象化されていくのだと。

これは長期戦になりそうです。寝かせる時間が必要ともなれば、一日二日でできるようになることでもない。日々の地道な積み重ねが必要なのだと感じました。読んだことないけど、「メモの魔力」っていう本にも同じようなことが書いてあるのかな?と感じました。書きだすことや声に出してみることは大事だと書いてあったので。みんなが言うんだから間違いなさそうですね。日々の業務での報告事項を、いちいち書いて寝かせてから報告するわけにはいかないですが、訓練として思考力をあげるため、整理力をあげるためにも、頑張っていきたいです!

あとは知識の詰め込みだけではだめだけど、やっぱりある程度は知識がないとだめですよね。「収穫逓減の法則」これは農業において、最初は労力とお金をかけた分だけ生産高は上がっていくが、限界に達すると伸びが緩やかになってしまったり伸びなくなってしまう、という法則だそうです。これが知識に関しても同様のことが言えますと書いてありました。なるほどしかし、私は大学ではまともに勉強をせずに社会人になってしまいました。就職してからも、強制的に資格を取らされることもない職種となり、今急に転職などを考えたときに武器がないと焦っている状態でもあります。だから、今はまだ逓減段階に入る前だととらえて、世の中の仕組みや業務に関する体系的な知識を吸収することも怠らずにやっていきたいなと感じました。

やっぱり明日急に仕事ができる人間になっている、というのは不可能ですが、知識の習得を続けること、日々の思考を書き出してみることから始め、徐々にステップアップしていきたいと思います。日々の思考を書き出すって、たまに日記書いたりとかはしているけど、継続することはもちろんのこと、きちんと自分の思考を振り返って分類し、整理することが大事なんですね。。完璧主義傾向にある私は、最初から目標を高く置きすぎてすぐ挫折してしまうタイプなのですが、、忘れたくないな!とふと思ったことをメモに残してみることから始めてみたいと思います。あとは気が向いたときにこうやって文章に書き残してみるとか。部署が変わって、こういうことが大切だと嫌でも気付かないといけない状況になったことに感謝します。(営業のままだったら、口酸っぱく「考えて」と言ってもらえる機会がほとんどなかったため、気付いた時には何から考えたらいいのかわからないという、もっと手遅れな状況になってしまっていた可能性がある。)

とにかくこの不景気の日本、AIの普及で更に格差が広がりそうな予感がするこの世界、楽しく生き延びていきたいです。自分の両親がしてくれたみたいに、温かくて笑顔が絶えない家族が作りたいです。ただうちは、たくさん余裕があったわけではなく、親がお金ないって言いながら学校や塾に行かせてくれたこともまた事実。お金のことで神経質にならなくていいような状態で、そんな無理をしてまでここまで大きくしてくれた両親に恩返しをしながら、好きなことにお金を使うゆとりも持って生きていきたい。結局どんなことを成し遂げたいって夢は今はまだ見つかってないけど、してもらったことを返していきたいという気持ちは強く持ってるかなあ。

 

最後話がぶっ飛びましたが、おわり。